16Dec
前々からずっと気になっていた
富山の《ますのすし》
高校の修学旅行のにが~い思い出
黒部ダムにバスで登って
絶景を臨みながらの昼食だった
車酔いが激しかった私は
くねくね山道で酔ってしまい
辿り着いた時には
立っているのもしんどいほど
ゲボゲボに酔ってしまっていた
配られた《ますのすし》を
美味しそうにパクパク頬張る
友人たちを横目に
蓋は開けたものの
少しも口に入れることはできなかった
・・・・
あれから、《ますのすし》を見る度に
その時の酔った気分が蘇り
気持ちが悪くなってしまうほど
拒絶反応・・・ 🙁
ずっと、何年も、何十年も・・
それがいつからだろう
スーパーのハローズで
時々見かける
駅弁まつりの広告で
どんな味だったんだろう?
食べて見たいな
と、そう思えてきたのは
おそらくここ二、三年のことだと思う
昨日の広告にも出ていて
思い切って行動に出る 🙄
自分は今日も発送の荷物で
出かけられそうにないから
朝イチ配達に出る夫に頼んでみることに
広告に赤マルつけて
「ねえ、これ買ってきて」
夫は値段を見て
「高いが~」
そうよね
税込にすると、1,400円
確かに安くはないよね 😥
ダメ?ともう一度聞いたけど
「ぶざけるな!」
夫の口ぐせだ
ふざけるな、ではなく
『ぷ』PU と『ぶ』BU の
間の発音が特徴で
子どもたちが良く真似をする(笑)
ちょうど朝、
お店に送っていく前の母もいたので
高校の時の苦い思い出話をしたけど
母も、
「高い高い、けんちゃんがそう言うんじゃけ
やめときなさいや」
だよね~やっぱり 😆
お昼ご飯にと大きな蕪と
厚揚げを炊いてたら
配達から夫が帰宅
手には《ますのすし》が! 😯
買ってくれたんだね
ありがとう~ 😳
箱を開けると
あれれ!
なんか小さい?
もっと大きかったと思ったけど
記憶違いなのか
それとも原料の高騰等で
時代の流れ?
昔よりも小さくなったとか 🙄
押さえになっている
上下4本の竹の棒を外して
蓋を開けると
笹の葉が~
そうそうこんな感じ 😀
葉っぱを一枚一枚開くと
サーモンピンクだらけ
きれい~ 😮
あの時は、魚と酢飯の臭いで
箸をつけることができずに
すぐに閉じてしまったけど
今のわたしはもう平気!
食べるよ~~ 😉
ぺろ~んとめくってみる
真っ白いお米がぴか~ん 😆
八等分に切ってお召し上がりください
うわ~ 😆
まるでケーキみたいじゃ
このままでも良いし
お醤油つけても美味しい
こんな味だったんだね
《ますのすし》
記憶の断片にある
あの日の青空と空気の冷たさ
酔った私にも優しかった友達
キラキラしたみんなの笑顔
一緒に写った記念写真
どこかへ行ってしまったアルバムの
ページを一枚一枚
記憶の中でめくってみる
高校の修学旅行
三泊四日で
福井、石川、長野、京都・・・
何カ所も巡ったはずなのに
なぜか
黒部ダムで酔って
《ますのすし》が食べられなかった
記憶しか残っていないの
およそ四十年越しの
《ますのすし》
味わっていただきました
買ってくれた夫にも
ありがとう 🙂
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