ここに居るということ | ひさみん日和

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ここに居るということ

太陽風

満開の桜も
雨が降り、風が吹き

また雨が降って
かなり散ってしまいました

金曜日
本通りの販売で
広島入りしたときには

広島市内の桜は
すでに散っていました

 

遺された手帳に
『春には家族で花見』と
書いてあったという

亡くなった同級生は
家族と花見ができたでしょうか

 

人との出会いは偶然ではなく
必然だとしたら

いつどこに住むかも
全て計られているということ

 

先日、田舎暮らしがしたいという
姪っ子を連れて

夫と三人でおでかけ

御調のお得意さんに
さよりの佃煮を配達し

その先をずんずん進むと

古民家のお蕎麦やさん
《わらべ》があります

わらべ

座敷わらしが出るということで

メディアでも取り上げられ
全国各地からお客さんも増え

店内はいっぱい 😯

わらべ私にとっては
あなたが座敷あらし(笑)

わらべ女将さん、相変わらずお元気そう
実は17年ぶりにここに来ました 😀

わたしは
三色そば大盛り

わらべ三通りの味が楽しめます 😮

姪っ子は
山菜そば大盛り

わらべ

山菜の天ぷらがボーリューミー 😆

一皿350円でおばんざいも楽しめます

できれば1種類~せめて2種類を
ひとつのお皿に乗せるのが理想的

なんだけど

けっこう皆さん
あれもこれもと小皿にてんこ盛り
ちょっとびっくり! 😯

女将さんは特に何も
言いませんが

じ~っとお客さんの顔を見ておられるのは
とても霊感が強い方なんです 😆

では・・・ここで

今、私たちが住んでいる
鞆の浦の家にまつわるお話をしましょう

昔、この場所で本当に体験した
出来事を話したいと思います 😉

あ、決して
怖い話ではありませんよ 🙄

義兄からのご縁で知った
広島の後藤先生とおっしゃる方が

17年前にこのわらべで
講話をされたことがありまして

その時、夫と姉と三人で参加

その頃、私たちは市営住宅に住んでいて
三人の子どもも小学生になり
もっと広い家をと探していたところでした

あちこち随分探し回ったものの
条件に合う場所、家はなかなか見つからず

条件というのは・・・

①、海が見えること

②、家が広いこと

③、畑ができること

実は、鞆の中にこの条件にぴったりで
ずっと前から目をつけていたものの
先に購入された方がおられて

どうにもならないと
諦めていた物件がありました

それでも夫は諦めきれず
ずっと思いつづけてはいたけれど

いい加減あきらめて
新築で家を建てようと
契約の段階まできていたのが
沼隈町という場所

海は近いものの
海を見渡せる場所ではありません

予算からして限られた土地に
そんなに広い家は無理だし

畑ができたとしても
わずか猫の額ほどの
花壇程度でしょう

子どもたちも転校しなければならない

それでもその土地を買って
家を建てようとなんとか決心して
その契約の日に

その講話の日が重なったのです

手付け金と契約は
夜まで待って貰うことにして

この、わらべで後藤先生の
不思議だけど理解できるお話を聞き

最後に、「家を考えているんですが
なかなか思うような物件と出会えなくて・・」

と話すと

先生からの言葉は

「すぐに思うような家に住むことができますよ。」

😯

そうは言ってもなぁ~

と、真っ暗になった帰り道

住宅会社からの催促の電話に
もう遅いからと

翌日に延期して貰い

そこへ、義兄から電話が!

なんでも、居酒屋でばったり出会った
鞆の人が家を売りたいと言っていると

義兄が
あの家、いいんじゃない?
というその家は

そう

夫が私たちがずっと住みたいと思っていた
この家だったのです!

しかも・・・

安く購入することもできて
こんなことってあるんだなぁと
当時は、全ての運を使い果たしたのでは
とも思ったり

その日の出来事を
先日、わらべの女将さんに話しました

女将さんは

「あ~そう
あの時から後藤先生が
ここには座敷わらしがいるよ。
と言われて・・・」

女将さんもよく見かけるように
なったのだそう

トイレに行く途中
左側にその部屋はあり

わらべお人形やお菓子の贈り物が
所狭しと並べられていて

訪れた人たちの名刺が
壁一面に張られている

ノートに名前と願い事を書いたら良いと
言われたけれど

部屋の中に入りいざ
なにを書こうかと考えてみたら

欲しい物は全て足りていることに気づいた

母親、夫、子どもたち
友達、仕事、健康

そして、思い通りの家

私には全て揃っていて
足りないものなんてない

「住む家があって
結婚して子どもが生まれて
ちゃんと子育てして
元気で働いていたら
それはとてもすごいことさ。」

亡くなった同級生が
生前言ってくれたことを思い出して

それが当たり前ではなく
どれほど素晴らしいことかを
思い出させてくれた彼に感謝しても
してもしてもしきれない

今はもういない彼に私ができることは
もう何もなくて

彼が成仏できますように

私に願いがあるとしたら
それしかないと思えてノートに綴っておいた

 

わらべを後にして向かった先は

女将さんの知り合いでもあり
私の福山へ来てからの友達

けんちゃんのいりこ屋を
立ち上げたときから

ラベルシールなどを
デザインしてくれている

はしはらてるみさん

ご主人の写真家
佐々木一人さん

このお二人もかつて
田舎暮らしがしたいと
福山から総領町へ移り住まれた

太陽風自宅に太陽風という
アトリエを作り

薪ストーブのために
薪割りをしたり

野菜やお米も作りながら

できるだけ自給自足の
生活をしている

お二人の作品のハガキを
けんちゃんのいりこ屋でも
販売しています

ちなみに、私が好きな
てるみさんの作品はこれ

太陽風トイレの中にも飾っています 😆

 

田舎暮らしの良い点や問題点
住まいや仕事などの情報を
少し教えて貰い

記念撮影

太陽風

次の予定があったため
かけ足だったけど

今の家を購入できる運びとなったときの
感謝の気持ちを改めて思い起こし

できることならいつかは
人々のために使いたいと
思うのでした

鞆の浦ありがとう

鞆の浦

素晴らしい景色を

きょうもありがとう

 

余談ですが、それから数年後
気功を習い修了証書を手にするとき
後藤先生に再会しました

その時、言われたのは

「素晴らしい海が見えます」
「文を綴ることをしたらよいでしょう」

この二点でした

 

最後まで読んでくださり
ありがとうございました 😳

 

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けんちゃんのいりこ屋店長・ひさみん(久光智子)
けんちゃんのいりこ屋店長・ひさみん(久光智子)

鞆の浦でいりこ屋を営んでいます。趣味は描く、綴る、歌う。特技は有り合わせで思い付き料理を作ること。
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